BORN LEGACY (BORN Ⅳ) vol.593

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雪の日恒例、 KITTY'S BARオリジナル キティだるま

「 GC 」  writes  

先月は 雪など 大変でしたが、 大丈夫だったでしょうか。

私も、 雪が降ったから というのもありますが、 出掛ける用事が多く、

更新が 滞ってしまいました。

前々々回の 続きです。 

 

 

 

 

バーボンメーカーは バーボンだけを 造っている訳では ありません。

大体は、 ライウィスキーも 造っています。

これは、 バーボン ( Bourbon ) とライ ( Rye ) の表記が 違うだけで、

これらの ウィスキーを造る工程に於いては 何も変化が ないからです。

違いといえば、 主原料が 違うだけ。

バーボンが トウモロコシ51%以上 に 対して、 ライは ライ麦を 51%以上 使用する事。

ただ 原料が違う という事は、 風味に 決定的な違いが あります。

当然、 ウィレット も ライを 造っています。

ですので 今回は そのライウィスキーを ご紹介します。

 

 

 

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ウィレット ファミリーレゼルヴ ライ 24年  ¥2,000

 

No.589 でも ご紹介した バーボンの ライバージョン。

こちらも シングルカスク ( 単一の樽 ) 、 バレルプルーフ ( 樽出しの度数 ) です。

110proof ですから、 55%。 

 

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ウィレット ファミリーレゼルヴ ライ 24年  ¥2,000

 

No.589 でも ご紹介した バーボンの ライバージョン。

こちらも シングルカスク ( 単一の樽 ) 、 バレルプルーフ ( 樽出しの度数 ) です。

110proof ですから、 55%。 

 

 

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黒線で 囲われている部分、 上から蒸留日時、 樽材の種類、 熟成倉庫、 倉庫での 熟成場所、

樽ナンバー、 そして 一番下は どこに 卸すためのものか。

このボトルで 特に重要なのは 一番上の 蒸留日時です。

1984年は 現社長の エヴァン氏が、 その義父 トンプソン氏から 経営を引き継ぎ、 社名を

ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ株式会社 と 改名した年でした。

初年度に 造られたウィスキーが、 24年という 長い熟成を経て ボトリングされています。

ライにしても、 バーボンにしても、 ラベルに これらを表記する場合、

熟成に 使用する樽は、 「 内側を焦がした新樽 」 でなければ なりません。

新樽は エキスが多く、 長く熟成すればするほど、 ウィスキーの味の中で 樽の味が強くなり、

その分、 渋味なども 増えますから、 バーボンや ライでは 

なかなか 20年を超えるボトルは 出てこないのです。

しかし このウィスキーは 樽の味に 支配されることなく、 複雑で濃く、 バランスがいい状態で、

余韻まで心地よく 飲ませてくれます。

経営譲渡された 記念すべき年の、 その年に造られた原酒が、 とても希少な長期熟成を

経た というのも含めて、 それを飲めるというのは、 特別な気持ちに させてくれます。

あまりないタイプの ボトルですから、 興味ある方は 是非お試し下さい。 

これから 数年後、 再稼働した ウィレットのバーボンが 飲めるように なるでしょうが、

それまでは、 ウィレットの歴史の中でも 珍しいとなるであろう、 蒸留ができなかった

時代に産まれたウィスキーを 遺産として 楽しみつつ、 待っていたいですね。

 

 

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