「 GC 」 writes
立春に 入った途端に、 一気に寒くなりましたね。 上は 昨年の 旭川の写真。
急な温度変化は 体調不良になりやすいですし、 まだ立春ですから、
今の寒さが 普通だと とらえていきたいな と 思っています。
旭川に 比べれば、 全然 どうってことないですね、 でも 慢心はせず、 のような感じで。
それでは 前回の続きに 参ります。
前回でも ご紹介した 昨年7月の セミナー内容から、 マッシュビルについて。
マッシュビル ( mashbill ) と いうのは、 原料の 混合率の事ですが、 これだけでは少し
分かり辛いので、 掘り下げます。
基本的に アメリカのウィスキーは 複数の原料を 使います。
バーボンと 名乗るためには、 原料中 トウモロコシが51%以上 である事。
副材料として、 通常 ライ麦と 大麦麦芽が 使われます。
その中で、 各メーカーは 各々、 穀物毎の比率、 そして 原料粉砕時の 粒の大きさの
割合も含めたレシピを 持っています。
その粉砕機を ミル ( mill ) と 呼びますが、 それは置いておいて 今回のボトルの ご紹介をします。
ノアーズ・ミル ¥1,000
ウィレット蒸留所 を 所有する ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ社の 定番商品です。
定番ですが、 スモール・バッチ と 呼ばれる プレミアム品。
まずは スモール・バッチ に ついて。
【 スモール・バッチ 】
small batch と 綴りますが、 バッチは LOT、 つまり 一 まとめと 考えていいかと 思います。
通常よりも 少量で 一 まとめとする、 若しくは それぐらいしかできない ブレンドと 捉えれば
イメージが 掴め易いのでは ないでしょうか。
ウィレット では 2m×2m で 1バッチ だそう。 4000Lですね、 これは 少ないみたいです。
このバーボンは 現社長、 エヴァン・クルスビーン氏 の オリジナル。
3つの マッシュビルを使い、 4年から 18年の 熟成を経た原酒を ブレンドしています。
以前は 15年以上の原酒のみ だったようですが、 需要過多により断念。
これは とても豊かな風味の ウィスキーだったのかな と 思います。
飲んでみたかったですね。
ただ、 ウィスキー構成は 今の方がいいと 思っているそうです。
【 理想の水車小屋 】
ミル ( mill ) には 粉砕機よりも 水車小屋の方の意味が 先に出てきます。
ノアー ( Noah ) は ノアの方舟の ノア だそうです。
ラベルにある 水車小屋は、 実際にあるものではないそうで、 これはセミナー終了後に
ドリュー氏に こっそり 伺ってきた事です。
いついつに 世界が水没する、 大変な事になる と 聞かされたノアが、 船を造って 生き抜けと
告げられ、 それこそ 全力で造った 大きな方舟に、 必要だと考えた 動物の番いを
できるだけ乗せ、 家族と共に 試練へ立ち向かう。
エヴァン氏は 自分の理想の バーボンウィスキーというものを 造ろうと思い、 マッシュビルの
選別から、 熟成原酒の 構成までの一括りを 一つのバッチだと 考えたのかなと思います。
方舟ほど 壮大では ないですが、 私の水車小屋は こうですよと。
自分が 考え出したものであるからこそ、 自分の名を 冠する事が多い バーボンの中で、
このネーミングには 非常に 惹かれました。
2m×2m の 立方体のタンクに 原酒を注いでいるのを見て 思い付いたのだろうか、
そのタンクを 方舟のようだと 思ったのだろうか 等と 勝手に 想像してしまいます。
そして、 様々な バーボンの個性を 詰めるなら、 若い パワーがある原酒を 加えている事は、
有意義で、 私も 今の構成の方が 名前にふさわしいと 思います。
ネーミングについて こっそり伺った際に ノアの話を わくわくした気持ちで 聞いていたのを
感じてくれていたのか、 ドリュー氏は とても楽しそうに 教えてくれました。
彼と 父も 非常に 仲がいいのだろうな と 想像できるような笑顔で。
値段も お手頃ですので、 是非 お試し頂きたいと 思っています。
前回の ウィレットと 比較するのも お勧めです。
まだ 後1本 残ってます。
それは また 次回に。

