白は夜に目立つ Ⅲ  vol.611

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「 GC 」  writes  

気付けば 次の満月に なっていました。 皆既月食 でしたね。

今年の 8月に 当店唯一である 外照明のランタンの 電球を 取り替えました。
( twitter でも 呟いています→ コチラ )
もうここで営業して 12年ですが、 電球交換は これで2回目。
今回は 少し 明るさが強くなりましたが、 昨年 店の前の 街灯が LED になり、
かなり 明るくなったので、 ちょうどいいのかも知れませんね とも 思っています。
これが 光っているときは、 営業中の サインです。
それでは 広告も巧みな デュワーズ の 続きです。

 
 
 
 
 
 
前回 書いたように、 デュワーズ ・ ホワイトラベル は 創業者 ジョン氏の死後、 1899年の発売です。
この商品が 完成するにあたり、 絶対に 不可欠な 原酒があります。
今回はそのご紹介です。
 
 
 
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アバフェルディ 12年 (右) ¥700
 21年  (左) ¥2,000
 
 
INDEX ( 名前順 ) で、 スコットランドの 全モルト蒸留所中、 一番最初に 出てくる蒸留所です。
偶然なのでしょうが、 そういうところでも 目立つところが デュワーズ一門らしい気がします。
ここでも、「 初 」 が
この蒸留所の操業は 1896年、 操業年としては そんなに古いわけでは ありません。
ですが、 この蒸留所が、 「 一番古い 」 蒸留所 でもあります。
それは、 ブレンデッドを造る メーカーが、 自社商品のための モルト原酒を 造るために
建てた蒸留所としては、 アバフェルディ が 初めてだったのです。
 
 
 
 
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ちゃんと、 ラベルにも 社名がしっかり 載っています。
そして、 ラベルで とても 珍しいものが。
 
 
 
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シングルモルト には、 エリザベス女王の 御用達はありません。 が、 何故か これには あります。
たぶんですが、 ジョン ・ デュワー & サンズ社 が 直接もっている 蒸留所だから なのでしょう。
紋章の下の、 「 Aberfeldy 」 に組み込むように、「 THE HEART OF Dewar's 」 と 赤字で 記されています。
赤文字というのが 「 HEART 」 と うまく掛っているな と 感心する デザインです。
ですから、 ここのモルトが ホワイトラベル の 中核を 今も 担っています。
この 蒸留所の設計、 ほとんど 全ては トミー氏の 兄の ジョン・アレクサンダー氏 が 決めたそうです。
兄が 旨いウィスキーを 造り、 それを弟が 効果的な宣伝で 売る。
この、 素晴らしい分業 プレーで、 父の ジョン・デュワー氏 が 立ち上げた会社を 大きくしました。
社名が ジョン・デュワー&サンズ と いうのは、 それが由来だと 思われます。
そして 1899年、 満を持して ホワイトラベル が 発売されます。
( ちなみに KITTY'S BAR は そのちょうど100年後、 1999年の創業です。 )
 
その、満 と いうのが、 この アバフェルディの モルト原酒が ホワイトラベルに 使える位に
熟成されるようになった時だ という事でしょう。
12年は これが この価格か と思うほど、 とても質が高く 感じられます。
21年は 全体的に 12年を 濃くしたような感じなので、 もしかしたら 価格的に 物足りないと 感じるかも
知れませんが、 それは 12年のレベルが 高い と 思った方がいいでしょう。
 
 
 
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裏ラベルには ボトルナンバー が 記されています。
基本的に デュワーズの ブレンド用 ですので、 シングルモルトにするのは 少量だからでしょう。
アバフェルディ は この蒸留所の ある町の 名前です。
一言でいえば 田舎のこの町で 創業者 ジョン・デュワー氏 は 農夫の息子として 生まれました。
家族の 繋がりが深いのが 社名でも 分かりますが、 息子の ジョン・アレクサンダー氏 が この地で
 
自分たちの ウィスキーの核となる 蒸留所を建てたのは 必然だったのだろう と 思います。
そして 自分たちが 繁栄すれば ルーツの町へも 還元される。
少なからず、 彼は そう思っていたのでは ないのでしょうか。
まだ続きますが、 それは 次回に。
 
 

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