「 GC 」 writes
前回の続きです。
( 少し加筆修正しました )
暖かくなったと思えば、 強い低気圧がきたり、 なかなか安定しませんね。
私は私で、奥歯の治療に 時間がかかっています。
今回は、ベネディクティンのカクテルを ご紹介するのがテーマですが、 少し前置きを。
前回 軽く触れているように、 ベネディクティンは ハーブのリキュール と してはとても飲み易く、 それゆえ、 特徴がないのです。
ハーブの香りが 豊かである事は 分かるのですが、 具体的にどんな味か となると、明確に主張するものが ありません。
前回の歴史から 考えてみましても、 修道院の酒 と して造られているため、 そのまま飲む事が 前提。
( 気付け が 主な役割なのでしょうか )
そのままで美味しい事は とても素晴らしいのですが、
カクテルの材料 と して考えると、 これが ネック と なってしまう場合があります。
それは、 副材料として 使った場合、 他の材料に 負けてしまう。 (1)
ベネディクティンを使わないで、 他のリキュールを使った方がいい。 (2)
(1) の場合、 使う意味がありません。 埋もれているわけですから。
(2) の場合は、 無難な味ではありますが、 ファンがあまりつかないでしょう。
そうなると、ベネディクティンをメインで 多量に使う方向で 考える事になります。
多分 唯一と言ってもいい ベネディクティンを使うカクテルで 有名な B&B は この方式です。
B&B は ブランデー と ベネディクティンを 一対一で 混ぜるカクテルです。
( ブランデー & ベネディクティン で、B&B ですね )
ベネディクティンは ベースに グレープスピリッツを 使用していますので、 ブランデーとの配合は 相性抜群。
グレープスピリッツにない コクを与え、ベネディクティンの 甘さを抑え、ブランデーに ハーブの風味を 与える。
基本的に 食後酒として、 氷もなしの ただの混ぜ合わせが 全ての長所を活かす飲み方だと思います。
ブランデーグラスに注ぎ 自分で液体を転がせば 香りも豊かです。
しかし、 このカクテルは そのあまりの簡単さゆえ、 技術が要りません。
だからこそ、 製造元のベネディクティン社も B&Bを ボトルで販売しています。
アルコール度数も高いので、あまり強くお勧めできないこともネックです。
また、シェイクするなど、 カクテルは 冷やす事が 基本です。
そうすると ベネディクティンの強みである ハーブの香りが 弱くなります。
カクテルブックに載っているのでは、 ハネムーン や モンテカルロ が ありますが、 前者は ベネディクティンが
蜂蜜 ( Honey ) を使っているからだと 思いますし、 後者は なぜ ライウィスキー と ベネディクティン で モナコの
街名を表しているのか、 よく分かりません。
しかも アンゴスチュラビターズを使っているので ハーブの 2段重ねです。
ただ、 その方が美味しいとは 思いますが、ベネディクティンがよりひかえめになります。
この2つも、アルコールが強いカクテルで、なかなか お勧めし難いものです。
( 新婚です とか、モナコに行ってきました の話になれば、 お出ししやすいですね )
上記の (1) と (2) の理由を逆手にとって、そのバランスの良さを活かして 縁の下の力持ち的役割にする事もできます。
しかも 度数低め と言うことであれば、ラッフルズホテルオリジナル の シンガポール・スリング が代表格でしょう。
パイナップルジュース や チェリーリキュール が もたらすトロピカル感を ひそかに支えています。
この大ヒットカクテルにより、 ベネディクティンの売り上げは 間違いなく上がったのではないか と思います。
これはこれで、 素晴らしい役割なのですが、 私としては カクテルの主役として このお酒をアピールしたい。
このように 難しいリキュール、 ベネディクティン を どう飲んで頂こうかと 思案したところ、
いいカクテルを 思い付きました。
今回は そのカクテルを ご紹介します。
ベネディクティン・ホット・レモネード ¥1,000
香りの良さを 活かし、アルコールの強さ (40%) を和らげるために ホットカクテルにしました。
レモンジュースが 足りなければ、 少し厚めにスライスしたレモンを スプーンの背で潰して 調整して下さい。
蜂蜜のおかげか、 このリキュール自体が凄いのか、 ハーブのリキュールであるにも関わらず、
このカクテルをお出しした時に 苦手な顔をされた方は 未だにいらっしゃいません。
( 甘さが苦手の方には 基本的にお出ししていませんが )
男女問わず 好評だと 感じています。
まだまだ 気温の低い時もあり、 また、 異動などもあるので、 環境変化が 一番激しい時季でしょう。
その上 根詰めたり
しなければならない事が あるかもしれません。
しなければならない事が あるかもしれません。
そんな時には ( そうでなくても ) 、 このカクテルで 一息 ホッとつくのも よろしいかと思います。
後光のように 柔らかく、 暖かさに満ちたカクテル ではないでしょうか。 修道院だけに。
私は 根ではなく 歯を詰めている最中。 先週は 神に祈りたいくらい 悶絶してました。
( それで記事が遅かったんですよ と 言っています )
この記事を書いて、 自分が飲みたくなっていますが、 今お酒飲めません … 歯痛が 悲しい。

