兄弟からの贈り物     Vol.47

 

「 GC 」  writes.

しんのすけ兄弟  

しんのすけ & ラム ( しんのすけの妹分 )です。

最近とても仲がいいのよ、と、しんのすけの お母さんが教えてくれました。

兄弟っていいですね。(^^)

 

 

 

 

オーバンのスチーブンソン兄弟 は前にご紹介しましたが、
スコッチウィスキーの歴史の中で、素晴らしいウィスキーを造っている兄弟は
まだ他にもいます。

なんだか 「 兄弟 」 シリーズになりそうな 今回はその 第2弾 です。

シングルモルトという 言葉が定着しはじめた初期の頃から人気のあるものに
グレン・グラント があります。

特に イタリア での人気は顕著で、この5年物はシェアを70%とっているという
データもあるらしいです。

この グレン・グラント蒸留所 を ローゼス という町に建てたのは
ジェームズ と ジョン の グラント兄弟 で、1840年の事でした。

ジェームズ は エルギン という町の法律家、 ジョン は 穀物商。

ジョン は仕事のかたわら、アベラワー蒸留所 で蒸留技術を学んでいました。

法律家の ジェームズ は地元の名士で、エルギンに鉄道を敷き、

これにより、 スペイサイド の モルトウィスキー の大量輸送が可能になりました。

( スペイサイド とは、スコットランド北西の 一大蒸留所地帯 で、全蒸留所
のほぼ半分がこの スペイサイド にあります。)

1900年に シングルモルト として最初に売り出したのも グレン・グラント ならば、
スコットランド以外で売られた最初の シングルモルト も グレン・グラント なのです。

いわば、モルト を広めようとした パイオニア的な存在 だと言えるでしょう。

ハイランド兵の伝統衣装 を着た グラント兄弟 が凛々しく座っている絵が描かれているラベルのボトルが一般的にあります。

〈以下、追記〉

ラベルの2人がグラント兄弟です。

このラベルはグレングラント蒸留所から出しているものではなく、ボトラーズ
(独立瓶詰業者)のゴードン&マクファイル社のラベルです。

独立瓶詰業者(ウィスキーを樽で買取、独自にボトリングする会社)の老舗である
ゴードン&マクファイル社と、グレングラント蒸留所は非常に仲が良かったらしく、
つい最近までラベルはほとんど同じものでした。
(蒸留所のほうが絵画っぽくて、G&M社はイラストっぽいです)

熟成年数が若い物は蒸留所、長いものはG&M社となっていたようです。

 

               グレン・グラント 1960       ¥2,400
                   ゴードン&マクファイル

1960年蒸留、2001年ボトリングという、40年超の熟成を経たグラントです。

ふたを開けた途端に華やかな香りが一気に広がります。
もうそれだけでこのウィスキーがどんなに素晴らしいかワクワクします。

甘さ、アルコールのドライさ、樽由来と思われる渋味など、様々な要素が
溶け込んでいて、もう一口、もう一口と勝手に手がグラスにいってしまいます。
見事というしかないですね。是非一度お試し下さい。

〈追記終了〉

               グレン・グラント  35年 1970  ¥1,800
                   ダンカンテイラー「LONACH」 シリーズ

こちらも35年という 超 がつく 長期熟成モルト であるにもかかわらず、
1ショットがなんと 1800円 で出せる驚くべき 低価格 の グレン・グラント です。

樽出し でアルコール度数も 41.7°ですから、ぎりぎりまで熟成させたのだと思います。

もともと グレン・グラント はライトボディ ( 飲み口が軽い ) なので、
あまり個性の強くないタイプの樽を使ったと思えて、色も年数のわりには濃くないのです。

上品な甘さ がじわじわと染み入ってきて、飲み込んだ後に、樽の渋味が良い意味でゆっくりと長く続きます。

 

 

 もし、スコットランドに旅行に行かれるご予定がある方、
このグレン・グラント蒸留所は とてもいい観光スポット でもあると思います。

ジェームズの息子が蒸留所の裏に庭園を作っていたらしく、それが1995年に復元されていて、
ビジターにも開放しているそうです。

グレン・グラント を飲みながら、その息子の作った庭園を眺める・・・

まるで グラント兄弟 の気持ちになったようで、至福の時を感じられることでしょう。

 

 

そうそう ちなみに、今W杯が盛り上がっていますが、
スポーツシューズで有名な プーマ と アディダス は 
ドイツ が本拠地みたいですよ。

 

しかも、プーマ と アディダス は兄弟げんかが原因で出来たそうなんです。

 

もともと ルドルフ と アドルフ の2人で 「 ダスラー兄弟商会 」 として
スポーツシューズ の生産・販売をしていたらしいのですが、1948年に
2人は けんか別れ してしまいます。

 

弟のアドルフは 「 アディダス 」 ( 彼の愛称である アディ+苗字のダス(ター )と
いう命名 )を設立。

 

 

兄の ルドルフ も「 ルーダ 」(名前の ルドルフ と苗字の ダスター の頭文字を
とっただけ )を設立。しかし、その翌年には「 プーマ 」と改名し、今に至って
います。

 

 

兄弟げんかしても お互い結果を出している ところがすごいですね。

以上、ちょっと使える サッカーウンチク でした。

 

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