ウイスキーの行く道は・・・   Vol.9

 「 GC 」  writes.                                    

1/27の  日系流通新聞に 面白い記事がありました。


まず一つ目は、

英ディアジオが ウィスキーを 「おやじの酒」 と敬遠する
若者層への イメージチェンジを 試みている。
20代の 若者向けに 口当たりの 軽い商品を 開発し、
ウィスキーカクテルも 提唱した。

新製品 「J&B-6℃(マイナス6℃)」 は ウィスキー特有の
くすぶった泥炭のような 重厚な香りを  除き 、ナシ や リンゴを
思わせる軽い香りを漂わせた。琥珀色の常識も打ち破り、
透明に近い色 にしている。

同社のブレンド・マスターは「カクテルにしやすいのが特徴」と
語る。お薦めはエルダーフラワーとレモングラスを加えた
カクテル。

スコッチ「ジョニーウォーカー」もファンを広げる導入ブランドと
位置づける。昨年は若者に人気の自動車レース、F1のチームの
スポンサーとなった。                 (日経流通新聞より引用)

という記事です。

ディアジオ社はギネス社とアメリカのグランメトロポリタンという
会社が合併してできた総合食品会社です。
スコッチウイスキー及びロンドン・ジンのメーカーとしては、
世界最大の規模を誇っています。

基幹産業のウィスキー離れが進んでいる事は大変由々しき事態なのでしょう。

まず、「おやじの酒」。悲しいですね・・・。この言葉が
高級酒であるがゆえに飲めない若者のやっかみであることを
信じたい。

そして、重厚な香りと琥珀色をやめた「J&B-6℃」。
その特徴がスコッチの誇り  ではなかったのかと言いたい!

カクテル用のお酒を造るのなら、連続式蒸留器があるのだから
ジンとかウォッカを造ればいいのにと僕は思います。
ウィスキーカクテル特有の複雑さを放棄したら
よけいウィスキー離れが進むことになりそうですが。

F1のスポンサーになるのは大歓迎いたします。

しかし、同じ面の他の記事として、

LVMH社は2005年12月期の売上高が139億900万ユーロ(約1兆9400億円!)で、前年比11.4%増えたと発表した。

酒類部門は前年比17%増。モエ・エ・シャンドンの「ロゼ」が
日本で好調だったほか、スコットランドの老舗ウィスキーメーカー
「 グレンモーレンジ 」の買収も増収につながった。

LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)も世界を代表する大企業です。
この売上高はルイ・ヴィトン等の服飾部門なども合わせての事ですが、
一ケ月で2兆円 弱は凄すぎますね。

LVMHは「高級」がコンセプトの会社なので、取り扱うお酒も
シャンパンやブランデーの高級銘柄がずらりとあります。

「グレンモーレンジ」も、買収された後値段が上がりました。
買う側としては少し辛いですが、この価格になったことで逆に、
造り手のモチベーションとお酒の品質の向上が期待できます。

日本でもウィスキーは他のお酒におされて消費が減っているらしいです。
しかし、シングルモルトは売上げが伸びているように、全体的に
落ち込んでいるとは言えないと思います。

量より質の時代になってきているのかなと思わせる記事でした。

by GC

 

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