
もうとっくに ゴールデンウィークが過ぎ、 早くも夏を 感じさせるくらいの 暑さもあれば、
まだまだ冷える 夜もあり、 体の管理が 難しい季節です。
ただ、 この暑さで、 ゴールデンウィーク前に 植えた ミント が 大きく育ちました。
と、 いうわけで、 ミント2016、 解禁 します。
ただやはり、 どんな時期でも 体調を崩されませんよう、 お気を付け下さい。
崩す といえば、 先月 Eテレで 月一放送の 「 ニッポンのジレンマ 」 という番組
たまたま観ていたら、 「 ディスラプト 」 という 言葉を テーマに 教育について 議論していました。
この 「 disrupt 」 、 アメリカの IT業界で 使われ始めたそうで、
直訳だと 破壊する事、 崩壊させる事
だそうですが、 ダイナミックな価値観の 変容を促す言葉 と なっているようです。
例えば 電子メールによって FAXが なくなりつつある 現状が挙げられるか と思います。
革新的なものは 革新的であることを 誇張したいのか、 ちょっと前までは
イノベーション とか 言っていたような気がするのですが、 少し 意味合いも
違うのでしょうし、 変化が激しいですね と 感じています。
このような、 劇的な変革 と いうわけではないですが、
私は 洋酒の世界の人間で、 最近 この業界の変化を とても感じています。
それは 当然 メーカーから 発売される製品から 感じるわけで、
既存から外れる 面白いものが たくさん出てきました。
その中でも、 とても素晴らしい アイデアのものが 入荷致しました。
今回は そのお酒の ご紹介です。

ハイウエスト キャンプファイヤー ¥1,400
アメリカの ウィスキーは、 バーボン、 ライ、 ウィート、 コーンの 4つのカテゴリと
それらの基準に入らない アメリカンウィスキー が あります。
こちらは、 アメリカンウィスキー です。
アメリカンウィスキー
バーボンなどの カテゴリと アメリカンウィスキーの カテゴリの関係は 基本的に
上位と下位の 関係でした。
基本的に ニュートラルスピリッツ に バーボンやライを混ぜ、 ウィスキーの風味を もったものが
アメリカンウィスキーの ほとんどを 占めています。
こういうものを ウィスキー と いっていいのかは、 賛否が分かれる ところでしょう。
実際、 ウィスキーの定義 と いうものは グローバルでは 存在しておらず、 国によって 違います。
例えば、 イチローズモルト 秩父蒸留所の シングルモルトは アメリカに 輸出されていますが、
アメリカでの モルトウィスキーは 内側を焦がした 新樽で熟成していないと いけません。
ですので、 アメリカでは シングルモルトの 表記がない そうです。
( スコッチ の シングルモルト は 例外なんだそうです! )
アメリカは 特に バーボン や ライなど と、 アメリカンウィスキーの 表示の差は 大きいのです。
ただ、 この キャンプファイヤーは 一切 ニュートラルスピリッツを 使っていません。
使われている 原酒は、
バーボン ( 75%Corn、 21%Rye、 4%barley malt )
ライ ( 95%Rye、 5%Barley malt )
スコットランドの ブレンデッドモルトウィスキー ( アイラは入っておらず、 スモーキーなもの )
です。
おそらく、 バーボン と ライ と スモーキーモルト の ブレンドは 世界で 初めてです。
原酒の 一つ一つは それだけで ちゃんとしたカテゴリに 属す事のできるもので、
それ故、 他の アメリカンウィスキーとは 一線を 画しています。

ただ、 私が すごく惹かれたのは、 『 キャンプファイヤー 』 という ネーミング です。
キャンプファイヤー で イメージされるのは、 火 と 煙。
バーボン と ライ は、 火で 内側を 焦がした樽によって 熟成。
スモーキーモルト は、 原料に 泥炭の煙が 染み込んでいます。
世界中の お酒の中で 樽の内側を 「 焦がさなくてはならない 」 のは、
ウィートの 1銘柄を除くと バーボン と ライ のみです。
火 と 煙 にまつわる ウィスキー同士、 いわゆる 「 仲間 」 を ブレンドすることによって、
仲間と ゆっくり、 または 仲間になりたい人と 楽しむための 場としての 『 キャンプファイヤー 』 と
繋げたのは 偶然だとしても 素晴らしいと 思います。
なにしろ 世界初のもの ですから、 興味のある方は お早めに どうぞ。
既存のカテゴリを 踏まえたうえで、 その中に 収まらない 自由な発想のものは、
消費者の 知識が豊富でないと なかなか 受け入れられないでしょうが、
今、 ウィスキーは とうとう その新しい時代に 入ってきたのでは ないでしょうか。
ただ、 みんな仲良く 発展しているところは お酒のいいところ かもしれませんね。

