「 GC 」 writes.
「シックス・センス」
東京はやっと厳しい寒さが落ち着いたところで、こういう時にまた
風邪が流行りやすいでのしょう。ご注意くださいね。
冬の間、勤務中以外 僕は 毎日のように 空気清浄機の中で
のど飴を舐めている のでほとんど風邪を引くことはありません
( 飴のおかげ?それとも空気清浄機?)
あと、KITTY’Sの きんかんカクテル や、ジンジャーワインの
ホットカクテル もよろしいかと。
どちらも風邪や喉に良い と言われています。
〆にアイリッシュコーヒーなら、 ぬくぬく でお帰りになる
事ができますので、これもこの時期お勧めです。
さて、昔、「シックスセンス」 というちょっと怖い映画が
ありました。御存知でしょうか?
幽霊が見える男の子が出てくる映画です。
幽霊自体を見た事ないのであまり信じてはいませんが、
この映画ほどではなくても、第六感というものを人は大なり
小なり備えているのではないかと僕は思っています。
それは、先月の事、
お店のビールを仕入れるのに都内の酒屋さんで
いろいろ物色していたら、一本のビールに目がとまりました。
それは「SAGRES」という名のビールです。

その時は僕自身、なぜこのビールが気になったのか分かりませんでした。
ラベルデザインも瓶の形も僕の好みでもなんでもなかったからです。
けどまあ、気になったんだからいいか、と3本購入してその店を出ました。
僕はいつも電車での往復は日刊スポーツ(僕の心の友です)を読んでいますが
その日は酒屋さんの後に行った喫茶店で全部読み切ってしまいました。
そしてそんな時のために文庫本もいつも用意しています。
今回は沢木耕太郎さんの 「地図を燃やす」。
「地図を燃やす」 は沢木さんのエッセイ集で、その中の「汐どき」は
沢木さんが香港からヨーロッパまで陸路で渡る大まかな過程と、
この旅を終わらせる心の動きを書いたものでした。
ポルトガルに着いた沢木さんが、「日本に戻ろう」と思った場所は、
イベリア半島の西南の端の、なんと 「サグレス」岬 だったのです。
ここの岬近くのペンションで朝、窓から見える海と太陽がつくりだした
素晴らしい景色を見て、朝食後のコーヒーを飲みながら、帰る決心を
固めたそうです。
僕はすごく興奮してました。こんな事があるのかと。
まるで、胸のポケットの本がビールを選んでいた僕に信号を
送ってくれたのかな、とも思いました。
ちょっと気になったビールと、たまたま持っていた文庫本がはっきりと
一つに繋がる様な感じでした。
しかも、僕は普段、喫茶店に寄る事がありません。
新聞を読み終わらせるために、文庫本が僕の足を喫茶店に
向かわせたのだとしたら、これこそ「第六感」ではないでしょうか。
「SAGRES」ビールはダークラガーでエールタイプよりは重くなく、飲んだ後に
香ばしい風味がさざ波のように戻ってきてじんわりと穏やかに広がります。
沢木さんの感動した景色が僕の中で広がっているように感じ、
飲み終わったら、このビールそのものを気に入ってしまいました。
せっかくの巡り合わせでもあるんだから、ウチのレギュラービールにしようと
昨日買いに行ったのですが、なんと売り切れ!
ちょっとがっかりでした。
次回行った時にあればいいのですが。
映画とはまったく違いますが、こんな素敵な 「シックス・センス」 は
いいものですね。
今度「SAGRES」が入荷した時は新着でお知らせします。
発売日: 1987/03 メディア: 文庫
今週の土曜日 KITTY’S BAR は 7周年目 を迎えます。
今日からささやかな記念品(ブックライト)をお渡ししますが
無くなり次第終了となりますのでご了承下さいね。 by GC


