「 GC 」 writes.
前回の KITTY-Mにゃんのリポート の続きです。
イチローズモルトのドキュメント 「 Malt dream 」 は
大変楽しく 見ることが出来ました。
昨年の7月にこのブログでも イチローズモルト を紹介しています。
その中で、成り立ちに関しても紹介していましたとおり
もともと、このウィスキーは 東亜酒造 という会社が造っていました。
この蒸留所の創設者 は 伊知郎氏の祖父 でありますが、
残念ながら 経営不振などで オーナーが代わるという事態になります。
この時、このウイスキーはあまり認められなかったようです。
譲渡され、代わったオーナーは ウィスキーを廃棄する 事を決定しました。
しかし、孫の伊知郎氏が 原酒を引き取り、樽を変更したりして、
その原酒の持っているポテンシャルを引き出す事に成功します。
トランプの柄のラベル など、斬新な方法で ウィスキーの売出しを
していく中、「 ウィスキーマガジン 」 誌で 日本のトップ得点 を
獲得し、一躍注目されるウィスキー になりました。
現在は 海外からも注文があり、ボトルの約半分は 海外へ渡っています。
羽生の小さな蒸留所で、丹精こめて造ったウィスキーは、
伊知郎氏の情熱で 大きな花を開く事が出来たのです。
今後、伊知郎氏は今年秋の蒸留所オープンに向け忙しく、そして非常に
充実した時間を過ごすことになると思います。
そんな中、伊知郎氏がまた サプライズなウィスキー を発売しました。

イチローズ・チョイス ¥1,200
今回はなんと!軽井沢蒸留所 の モルトウィスキー です。
メルシャンから樽ごと買取り、自分のラベルで発売しました。
このような方法をする業者を 「 ボトラーズ 」 といいますが、
日本のウィスキーを、日本の他のウィスキーメーカーに 樽を売る というのを、
僕は今まで聞いた事がありませんでした。
このウィスキーは グレンリベット の シェリー樽 で熟成されたものです。
軽井沢はピート( 泥炭 ) の煙付け ( 燻製みたいなものです ) を
しませんが、この樽は非常に珍しく、煙付けをしています。
度数が強烈 ( 61° ) ですので、あまり感じられないかもしれませんが、
草のような香り とともに 煙の香り もしています。
ストレートで飲むとカーーッと蒸発するような中に 麦の柔らかい甘さ と
煙の味 がバランスよく感じられます。
余韻も長く、お薦めです。
少し加水すると楽に楽しめると思います。
このウィスキーのサンプルを 伊知郎氏 が当店に持って来られた時が
今回の早稲田製作のドキュメントに写ってた場面です。
っていうか、その時に 僕が伊知郎氏と話をしてた時に
たまたま 後ろを通った KITTY-Mにゃんだけ 写ってるんですよ。
もう少しカメラを意識していれば ( 僕も映ったかも・・ ) ・・・・・・残念!。
若者のウイスキー離れが激しい昨今、 20代前半の学生が、
撮影をし始めた当初はまだ、無名に近いイチローズモルトに着目し
題材に採り上げた、そのアンテナの感度の高さは 本当にびっくりです。
流行に左右されない、確固とした個人をもっている製作者、スタッフに
とても 感心させられます。
日本の未来は、明るいぞ、と。 
今秋の、完成を心待ちにしています。

